資産無しのリタイア生活 in 福岡

~20代男が綴る「現代清貧論」~

第26記事 ★ 「クラインの壺」に吸収され続ける現代の人間たち(浅田彰「構造と力」)

結論:秩序の外へ逃走せよ!

 

 

解説動画が面白い!

仏教の菊谷さん本要約のフェルミ漫画大学など、

解説動画にはまって、記事を書いている今日この頃です。

 

哲学本を解説している「帰ってきたロシュフコー」チャンネルで、

リタイア希望者に参考になるなと思う動画を見つけたので、

紹介がてらに書いていきたいと思います。

(分かりやすい動画を分かりにくい文章にするという愚行ですが!笑)

 

*間違って理解している部分も多々あると思いますが、

 ご了承のほどよろしくお願いいたします。

 

40年前に出版された本の内容

①出発点は「人間=無秩序」

地球上には、秋になれば一斉に紅葉するような葉っぱのように、

あるシグナルに対して常に同じ行動をとる生命が存在します。

それらは、いわば「自然界の秩序」によって生きています。

 

一方、人間は「無秩序」であると定義されています。

なぜなら、あるシグナルに対して多様な反応をするからです。

ある食べ物に対して好きな人もいれば嫌いな人もいます。

 

②無秩序な人間を文化で閉じ込める

そんな十人十色の人間をまとめているのが、文化です。

 

立川談志曰く、

 

親が教えないモノ、例えば、欠伸とか屁とか呼吸とか。

それだけじゃ人間は生きられないから、親から常識を教わる。

しゃべり方、食べ方、動き方とか。

立川談志と太田光 芸とは、表現とは - YouTube :2分10秒~)

 

文化とは言わば「常識の寄せ集め」です。

 

例えば、食べたいという欲が発生した時に、

西洋人はナイフやフォークを使って食べる、

日本人は箸を使って食べるみたいに

それぞれの地域で常識とされている方法で満たしていきます。

 

そして、その常識が受け継がれていくことによって、

「西洋人はナイフとフォーク、日本人は箸で食べる」という文化が完成します。

 

③変遷してきた秩序の形式

文化を築いていく一方で、

社会的な秩序を保っていくことも大事です。

 

カオスな人間が構成する社会において、

秩序をもたらすために、「贈与」を使っていた時代と

「権力」を使っていた時代が、これまでにありました。

 

贈与による時代とは、つまり「物々交換」の時代です。

古代の人たちはそれぞれの地域で採れるものを持ち寄り、

物を交換することで自分たちの社会を維持してきました。

 

その後、権力を持つ者たちが出現しました。

そして、「持つ者」と「持たざる者」という風に、

人間の社会的位置を固定化させることで、

無秩序な人間に秩序を与えていました。

(結局、フランス革命などで権力者は墜落しますが…)

 

上記2つの特徴としては、

「贈与」や「権力」によって

無秩序な人間に「位置」を与えることで、

いわゆる「静的」に秩序を保ってきたことが挙げられます。

 

④動的に縛られる現代人

時代は移り行き、現代は自由になりました。

自分の好きな物を生産して享受できますし、

絶対的な権力を持つ王様は存在しません。

無秩序な人間を縛り続けた「位置」はなくなりました。

 

それでは、現代を生きる人間は、

カマキリの孵化のようにばらばらに動き回っているのでしょうか?

 

答えは「否」です。

 

位置による固定化がないことによって、

自由に動けていることは確かです。

 

しかし人間は、例えるならば、

 

自由という”マラソン大会”に強制参加させられ、

お金という”給水所”で一時的に欲求を満たしながら、

死という”ゴール”まで走らされているのです。

 

自由でありながらも不自由なことをさせられている点に、

現代社会の凄さとともに恐ろしさを見ることができます。

 

走らされているイメージ

 

⑤なぜ走り続けるのか?

現代の人たちが、”2人の自分”を持っているからです。

1人目は「今の自分」、2人目は「未来の自分」です。

 

今の自分は、〇〇が欲しいけど手に入っていない状態です。

なので「〇〇が手に入った未来の自分」の為に、お金を得ようと頑張ります。

 

お金で〇〇を手に入れると、次に△△が欲しい未来の自分が出てきて、

「△△が手に入った未来の自分」の為に、お金稼ぎに奮闘します。

 

無限に湧き出る欲に駆られて、走り続ける足を止められなくなるのです。

 

*私は「マラソン大会」と書きましたが、

 これは浅田彰が言うところの「クラインの壺(下記図の右)」です。

 

クラインの壺より、「マラソン大会」の方が分かりやすいかなって勝手に思った。
センスはないけれど(笑)

 

おわりに:走り続けるのが嫌=リタイア者!?

「欲がある限り、お金を求めて走り続けなければならない」

このことを動画を通じて学びました。それと同時に、

40年以上前に指摘されていることを今でも繰り返しているという、

この構造の生命力の強さに圧倒されました。

 

「欲を持て!」と学校やメディアは洗脳してくると思うので、

リタイア希望者はそれに染まらないことが大事になってきます。

 

この本は現代社会に至るまでの解説にとどまっていて、

新たな生き方の提案は「逃走論」という本にまとめられているそうです。

 

動画で興味を持った私は、現在「逃走論」を読んでいます!

次回以降に学んだことを皆さんと一緒にシェアできたらと思います!

 

以上です!

ここまで読んで頂きどうもありがとうございました!

 

それでは、adieu!

 

もし動画が気になった方がいらっしゃいましたら、

ぜひご覧ください☟「2倍速」で見るのがおススメです!

 

www.youtube.com

 

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