資産無しのリタイア生活 in 福岡

~20代男が綴る「現代清貧論」~

第30記事 ★ 逃走とアクタガワと私(浅田彰「逃走論」を読んで)

結論:読後のインパクトは、正直そんなになかったです…

 

学んだこと3選

1984年に刊行された本から学んだことをまとめています☟

 

学び①人生は舞台、人はみな「競争」!

 

著者の浅田彰は、近代を以下のように説明しています。

 

事実、近代においては、家族の次に学校、そして社会全体が、膨大な<追いつき、追い越せ>の競争舞台となっているのだ。(P.25)(太字は自筆)

 

近代は「追いつき追い越せの競争舞台」である。

刊行から40年以上経った今でも続く、ロングランの舞台です。

もはや競争というより、「狂騒」していると言っても過言ではないです。

 

学び②ノマディズムとは、自らマイノリティになっていく思想

 

ノマディズムという言葉を初めて知りました。

浅田彰は以下のように定義しています。

 

逃げる思想、みずからマイノリティになっていく思想、定住的な発想を超えて常に境界へ境界へと新しい大地を求めて動き回ること(P.86)

 

小6の時に他人と違っていなければならないと感じていたので、

その気持ちを端的に表す言葉を獲得できて嬉しかったです!

ノマディズムで今後も通していきたいと思います!

 

学び③人間にはパラノ型とスキゾ型の2つがある

 

という言葉の次に、浅田彰が詳細な説明をしています。

 

私としては、ここでその2タイプを記載したくありません。

なんか、タイプを知ったところで、

「あ、そうなんですね」としか思えないのです。

 

第一、このタイプ決め(性格診断などの類も含む)は、

お金などと同じで「キリがない」のが特徴だと思います。

「血液型、生年月日、手相、マヤ歴、就活前の自己分析・・・」

「あなたは起業精神があって、まじめで、知的好奇心が旺盛で・・・」

心の中で「しゃらくせぇ!」と一蹴したい気分になります😤

 

1つだけ自分の納得いく基準を持てれば、それ以上は不要だと思います。

私はこの記事で自分の性格を出しています。

診断結果に対しては特に異論はありませんし、

自分以外の人に見られても特に恥ずかしくはないので公開しています。

 

読んでの感想:私は競争よりも「共創」が好きです

 

偏差値競争から降りていた私

 

僕にとっての勉強は志望校に受かるための手段でした。

なので偏差値は合格できる分だけあれば満足でした。

だから追いつき追い越せの対象が常に「自分自身」でした。

決して他人より偏差値を高くしたいなんて1回も思ったことはありません。

 

同じ学校を目指す人がいたとしても、

「自分がちゃんと偏差値を取っていれば良いだけ」と考えていました。

他人を気にするよりも自分が学校に受かることが大事なので、

そもそも他人の偏差値なんて気にしていませんでした。

 

ましてや、自分より偏差値の低い学校を目指す人を馬鹿だと思ったり、

高い学校を目指す人に嫉妬したりすることなんて微塵もないです。

十人十色、千差万別がごとく、そういう人はそういうもんだと思っていました。

 

「他人の偏差値を1回気にする度に、自分の偏差値が1UPする」というなら、

何回でも気にしますけど、そんなことは起きるはずもありません!笑

競争相手を「他人」から「自分自身」にシフトすることで、

僕はキリがない競争舞台から降りていました。

 

共創に応えられる自分であるために

 

他人と競争して勝ち負けに固執するよりも、

「~と言ったらやっぱりお前だよな!」と言ってもらえるような、

自分の”専門分野”を持つことの方が大事だと考えています。

 

その手っ取り早い方法がマイノリティになることです。

希少性が高くなるので、大勢の中にいても埋没することは少ないです。

平々凡々の自分は群れたら競争世界に巻き込まれてしまうので、

常にノマディズムの思想を持って生きてきたと思います。

 

それが今になっても、「20代でリタイア」という、

「会社勤めが基本の20代」という多数派から逃走することに繋がっています。

(逆を言えば、みんながリタイアしていたら、僕は働いていたかも!笑)

 

自分なりに一生懸命生きてきた結果、今の状態にたどり着きました。

立川談志曰く、「人生は成り行き」であり、「現実は事実」です。

「リタイア生活と言ったらお前だな!」と言ってもらえるように、

これまで通り一生懸命に生きていきたいと思います!

 

おわりに:「人生はマラソン」と思っていたら自殺する!?

 

この記事浅田彰クラインの壺と称するところを、

私は「マラソン大会」と表現しました。

 

何気なく直感的に書いたことなのですが、

いつも見ている仏教の菊谷さんの動画を見て、

これはヤバいと思いました!

 

芥川龍之介が人生を「狂人が主催したオリンピックのマラソン」と

小説の中で書き、その翌年に30代で自殺してしまったそうです。

 

下の動画の11分10秒から言及しています☟

www.youtube.com

 

20代の自分はまだ死にたくありません!

考えを改めなければと思いました!

 

この記事で書いた椎名林檎さんの「ありあまる富」のように、

「価値は命に従って付いている」ことを忘れず、

「あふれている富」に気づいて享受する心を持ち続けたいと思います!

 

以上です。

ここまで読んで頂きどうもありがとうございました!

 

それでは、adieu!

 

関連:第26記事 ★ 「クラインの壺」に吸収され続ける現代の人間たち(浅田彰「構造と力」) - 資産無しのリタイア生活 in 福岡